柔道の帯の色と段位の関係
柔道の帯の色と段位の対応や意味について解説しています。また帯が実力を示すものとして扱われ始めたきっかけなどについてもお話しています。
段位と帯の色の関係
柔道の帯の色と段位の関係は成年と少年で異なります。それぞれ以下のようになっています。
■成年
- 四級以下:白帯
- 三級〜一級:茶帯
- 初段〜五段:黒帯
- 六段〜八段:紅白帯
- 九段〜十段:赤帯
■少年
- 初心者:白帯
- 五級:黄帯
- 四級:橙帯
- 三級:緑帯
- 二級:紫帯
- 一級:茶帯
まあ六段以上は色が変わっていますが、黒でも別段問題はないです。現役で試合しているプロの人なんかは五段〜六段であることが多いです。七段以上となると年齢を重ねて現役を退いていることも多く、実力というより名誉を示す意味合いが強くなります。
帯の歴史
帯は今でこそ段級位を示すものとして扱われていますが、昔はたんに帯は胴衣を締めるためものでしかなく、段級位は関係ありませんでした。帯色が実力を示すものとして扱われ始めたのは、嘉納治五郎が講道館柔道を創設して門下生を集め出してからです。門下生を集ってしばらくすると実力者に黒帯を締めさせるようになったのが始まりなんだそうです。