空手と柔道の明確な違い
柔道と何かと比較されることが多い空手でありますが、どちらも似たような胴衣を着て、畳の上で行う格闘技であることから確かに似通った競技ですよね。
でもこの二つの競技には明確な違いがあります。
柔道と空手の明確な違い
柔道も空手も日本の伝統的な武術として体系化されたものという点で共通ですが、以下のような明確な違いがあります。
流派の有る無し
【柔道って流派はあるの?】の記事でも解説していますが、柔道の流派とよばれるようなものは講道館に統一されていますので、もはや流派はないといっていいでしょう。
それに対して空手というのは多数の流派があります。その影響で柔道とは○○のような競技と説明しやすいのに対し、空手は流派によって異なるので説明しづらいという特徴も。
生まれた経緯の違い
古来武術の柔術の1つである組み打ち術が時代とともに体系化したものが柔道。それに対して当身技を中心に発展してきたのが空手です。
柔道は明治に入り嘉納治五郎が東京で講道館を創設するとともに生まれ、空手の起源は諸説ありますが琉球で発展してきたといわれています。
攻撃方法の違い
空手というのは打撃中心ですが、柔道というのは投げ中心の攻撃になりますね。
その影響から空手というのは筋力を結構使いますが、柔道は筋力というより体捌きを駆使して相手を投げるので、ここも明確な違いといえるでしょう。
以上主観も入りますが、柔道と空手の違いについて解説させていただきました。